強い香りがあり、花を見なくても、漂い始める香りで咲き始めたことがわかるほどの月下美人ですがここ数年、咲かすことが出来なかったのと今日一日ベランダに出ることがなかったので気付くのが遅くなってしまいました(^-^;
月下美人の特徴
月下美人はメキシコから中米にかけて分布し、樹木の上に着生して育ちます。近縁種のクジャクサボテンが昼間開花するのに対し、月下美人は夕方から咲き始め、朝にはしぼんでしまうのが特徴で上でも書きましたが強く良い香りがします。
月下美人の育て方
毎年咲かせることが出来てないので偉そうなことは言えないですが、月下美人は中々育てるのが難しいことで有名です。
そこで今回は育てる際のポイントについて紹介したいと思います。
栽培環境や日当たり、置き場所について
11月から4月は、日当たりのよい室内に設置しておきます。日によく当てると花芽がつきやすくなるので、5月から6月は戸外の日なたで直射日光に当てるのが良いです。少し葉が黄ばむくらいにするとよく花芽がつくみたいです。
梅雨明け~9月の日ざしが強い時期は、葉焼けを防ぐため、戸外の半日陰に移動させ、日中の直射日光を避けます。日差しが弱まってくる9月中旬以降はまた、しっかり日に当てます。寒さには弱いので、霜が降りるシーズンには室内に取り込む必要があります。
屋内では耐寒温度8℃~10℃を目安に温度の管理をします。強い株に育てるには休眠させることも必要です。
乾かし気味に管理すれば0℃近くまで耐えるという育て方も読んだことがあるのですが、そこまで外に出して全滅したことがあるので早めに室内で育ててます。水はけのよい土を好むので、赤玉土、鹿沼土、腐葉土の配合したものが良いでしょう。
水やりや肥料について
次に水やりや肥料についてですが、5月から10月は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えた方が良いです。11月から4月は、土の表面が乾いているなと思って、数日たってから、少量の水を与えるようにして、土を乾かし気味に管理すると良いです。
チッ素分の多い肥料を施すと花芽がつかず、茎葉ばかりが茂ってしまうので、リン酸分やカリ分に富んだ肥料が向いています。12月~3月は肥料をやらず、4月~6月は月2回くらいを薄い液肥をやり、7月は液肥の薄いものを水代わりにやる。8月~9月は化成肥料、水代わりに液肥をやる。10月、11月はさし木でふやした苗の場合、茎葉の成長を促すために少し多めに水やりと液肥をやると良いみたいです。
病気と害虫について
病気(すす病)や害虫(カイガラムシ)などが発生すると咲かないのでこれの予防をすることが大切です。
4~6月はアブラムシに注意し、月1回予防散布、殺菌、殺虫剤。
6~7月はアブラムシ、カイガラムシ殺菌、殺虫剤 月1回予防散布。
7~9 月は蕾はナメクジに注意。月1回薬剤散布 葉の裏にも散布。
9~11月は室内に取り込む前に薬剤散布 。
以後12月~3月は薬剤をする必要はないです。
かなり手間のかかる部類の花ですが、咲くと苦労が報われてキレイな花が咲きよい香りがするので是非とも育ててみてください。