大阪の住吉大社といえば、全国に約2,300社ある住吉神社の総本社であり、初詣には200万人集まることで有名で、地元では「すみよしさん」または「すみよっさん」と呼ばれて親しまれている神社です。
開運めぐり(パワースポット)や商売繫盛を祈願する初辰参り、最近ではポケモンGOのポケストップもあるのでさらにこの地を訪れている人が増えていますが、今回は「初辰参り」のために訪問してきました。
初辰参りの巡り方
初辰まいりとは毎月最初の辰の日におまいりをするので、大阪では「はったつさん」と呼ばれています。なぜはったつなのかと言うと、商売発達=商売繫盛からきており、毎月おまいりをし、合計48回(4年)参拝すれば満願成就するというもの。
この48回には意味があり、四十八辰、つまり、始終発達するという語呂合わせなのですが、神社の商売が繫盛するなと思ってしまうのはまだまだ、邪心が強い自分を戒めなければと思います。
おまいりは「種貸社」から順に「楠珺社」、「浅沢社」、「大歳社」の順で四社を巡ります。これは種貸社で商売のタネをまき、楠珺社で育み、大歳社で刈り取るという流れを現したものです。
日曜、祝日関係なく、月の初めの辰の日に参拝することになるのですが、平日でも神社の駐車場がいっぱいになります。知りあいの経営者の方も必ずおまいりに行くとのことなので、商売をやっている方がかなり多くおまいりをしているようです。
はったつさんの招福猫
楠珺社で購入(500円)出来る招福猫は有名で、右手を揚げているのは偶数月で商売発達を、左手を揚げているのが奇数月で家内安全を表しているようです。こちらも毎月1体ずつか購入していき、48個集めると大きい招福猫に交換してもらうことができ、今後の繁栄を祈願します。
可愛らしい招福猫ですが、48体となると中々な金額に。これも商売上手だなと思って初めてのはったつ参りを終えました。これからも毎月おまいり出来るよう努力していきたいと思います。
住吉大社へのアクセス
大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89