本日は中秋(仲秋)の名月ですが、実は今年の9月の満月は17日です。中秋の名月とは旧暦の8月15日の月をさします。新月から満月になるのは、きっちり14日間で変わるわけではないので毎月少しづつずれています。
ですから、中秋=満月となる確率の方が少ないという事です。
因みに、中秋か仲秋の違いですが、どちらでもよいです。仲秋は、旧暦の秋の真ん中の時期(現在の8月、9月、10月頃)をさしています。名月=旧暦8月15日の月ですので、中秋はそのものずばり旧暦8月15日の月を、仲秋はこの時期のものという意味になります。
月見団子ってどんな意味があるのか?
月見団子と共に、すすきや野菜、果物をお供えしますが、それぞれについて意味があります。月見団子には穀物の収穫に感謝して、お米の粉で作った団子を供えたのが、月見団子の始まりといわれています。
白くて丸い月見団子は満月をイメージしたもので、収穫の感謝だけではなく、健康や幸福への祈りも表しています。
月のように丸い月見団子をお供えしてお団子を食べることで、健康と幸せを得ることができると考えられて始まったようです。
すすきや野菜などのお供えの意味は??
すすきは、古来より、月の神様を招く精霊(神霊や御霊など)が依り憑くものや場所など依り代(よりしろ)として供えられたようです。本来、月の神様の依り代は稲穂ですが、この時期に稲穂がないため、稲穂に似たススキを備えるようになったようです。
また、ススキには魔除けの力があると信じられ、お供えしたすすきを家の軒先を吊るすと一年間健康に暮らせるという言い伝えもあるようです。
野菜やくだもののお供えに関しては、収穫に感謝するという意味が込められ、その時期に採れた野菜や果物をお供えします。
この時期は、さつまいもやブドウの収穫時期なのでこれらをお供えすると良いようです。
今日は場所によっては綺麗に見えるようです。これらの意味を知って月見をするとちょっといつもとは違うお月見を楽しめそうですね。